2020.R2.1月
2019年 取引先医院、歯科業者、スタッフ、当ラボに関わったすべての皆様、大変お世話になりました。
遅ればせながら、感謝とお礼を! ありがとうございました。
昨年は、スタッフの退社などといった事から流れが全て変わり、バタバタな1年となり取引先医院の皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
スタッフ求人しているのですが、技工士自体の絶対量の少なさが4〜5年前より更に加速しているのを思い知らされました。
私、佐藤が卒業した27年前は、愛知県に技工士専門学校4校あり1校60名は卒業、240人は歯科技工士免許を取得していたのですが、昨年あたりですと愛知県3校、1校あたり10数名、240人が30数名まで激減・・・・石の上にも3年の修行期間の離職率も8割、いや9割近いのでは・・・・やばいです・・
低賃金、長時間労働、魅力のない職業上位に入ってきても仕方がないかと・・・
現役で卒業20歳で社会にでて、10年近く頑張っても次に問題視されるのが結婚、育児、家族をもって養えるだけの年収を得ているのか?
毎晩遅くに帰り、家族団らん、育児に協力できるのか? 家族からの協力を得れるのか?
今に始まった話ではないのですが・・・沢山の数をこなし、壁にぶち当たったら勉強し学び、いち早く色々な症例をこなせるように頑張る!!
技工士に限らず、楽な仕事などないのでは?
今までの人数のいる技工所を例としても、現実20代から30代前半が大半、その後の30代半ばから40代後半は転職してしまったり、開業独立したりして退職して減少、50代以上またずっと勤め上げてきた方と、出戻りの方という形が崩壊しだし20代から30代は全く存在しないかのような現実となってしまっているかと!
50代また60歳に近い方も日頃の無理がたたり身体を壊し以前ほど無理はきかなくなってきています。
大手技工所さんも、単価の良い仕事は、内勤技工士に作らせ単価の良くない仕事は、外注、提携技工所、パートナーラボさんと言った日頃仕事がなくて困っている方々の力を借りてビジネス展開をしている技工所さんも、外注先の高齢化が進みこのままの状況では済まない事態がもう目の前にきているかと!
現実いい仕事、いい技工物の崩壊に伴い、歯科医院の評判、患者さんの健康までとすべてに関わってくる事態かと!
自分とこはと、安易な考えをお持ちの先生がた!! 非常に危険ですよ
まず第一に、1週間で技工物を作れ! 無理になってくるかと・・前歯や銀歯、入れ歯等次回アポイント間が2〜3週間、入れ歯に関しては新義歯はいるまでに何か月後となるかと・・
第2に、技工物単価高騰! 値引きなしでないと請け負いませんという今まで安売りしてきた技工所さんも出てくるかと、底値が上がれば値引きなしの優良技工所さんもその勢いで上げてくるかと・・
そして何より、質の悪化が懸念されます。
国の医療費高騰、人材不足、国民の健康と、全てまずい方に向かっていると思うのは私だけでしょうか?
人材不足を補うためデジタル化も

当ラボも、ジルコニアの仕事が月50本をこえだしたのプロビジョナル、WAXアップの補助としてDWX52DCIを導入!
ジルコニアも自社製作できるようになり、更に精度完成度も向上!

デンチャーマンの私でも、スキャン→デザイン→WAXCADと8割くらいまでのWAXアップの状態までは手助けできるようになったり!
プロビジョナル、テックも同様!


DENTAL LINKのレベルでの納品をするには、やはりうちのクラウンスタッフの力が必要ですが、少しでも手助けできるようになったかと!

夜中でも、働いてくれます・・・・
ジルコニアの適合精度から、カラーリング全てに関して製作者が思いのまま数値を変えカスタムできるようになったことがなによりかと!
emaxもジルコニアの倍以上に増え、プレス機、焼き上げも同時進行出来るように台数を増やし、少しでも時短できるように!

と、あれっ デンチャー専門のラボだったんですが・・・・開業22年クラウンからデンチャーまですべて当ラボで自社製作!
デンチャーも、2005年から取り組みだしたBPSデンチャーも


5年前処分したのにまた袋いっぱい20キロオーバーでそろそろ処分・・・
年100名ちょっと160床ほどで安定化と、12年頑張ってくれたイボカップシリンダーも修理不能で、2代目にバトンタッチ!


ただひたすら、基本に忠実に!
保険だろうが、自費だろうが完成度は変わらず、素材が違うだけ!
と、1から10までできる技工士を育てるため色々と取り組んできたのですが、私の力不足で転職者を・・
厳しかったのかなぁ〜とか色々自問自答した2019年でした。
しかし、ピンチはチャンス!! 頑張り成し遂げた人にしか見えない景色、技工士続けて良かったと思える日はすぐ目の前かと!!
2020年 色々大きな変化の年となりそうです。
本年も、気合を入れなおして頑張ってまいります。
佐藤